印刷胴溶射 - 溶射・表面処理のことなら昭和32年創業の倉敷ボーリング機工株式会社へ

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印刷胴溶射

Introduction

印刷機には、印刷性能を大きく左右する「胴」と称するロールがあります。圧胴、ゴム胴(ブランケット胴)、版胴等があります。

求められる機能としては、圧胴は耐食性よりむしろ耐摩耗性と表面性が要求され、単胴と呼ばれる版胴やゴム胴は、判子とブランケットで覆われている為、その隙間に水分が滞留し、基材を腐食させます。耐食性の為、過去にはデフリックコートやニッケルめっきの事例がありますが、基材が複雑な形状の為、鋳物品が主流です。しかし、鋳物の持つ「巣」が過去の表面処理の欠点を浮き彫りにしてきました。

溶射はその巣をカバーし、水分が基材に到達することを防ぐ最高の防御皮膜を形成する技術として役立っています。

KBK印刷胴溶射の特徴

耐食性の向上

インクや洗浄液に対して耐性があるNiベースの金属を用い、さらに緻密な溶射皮膜を形成することで、長期間腐食が発生しません。
この耐食性については、加速耐食試験「塩水噴霧試験」(JIS H 8502)にて、評価しています。当社の溶射被膜は、この試験にて、200時間以上の耐性を確認しています。

鋳物「巣」への対応

鋳物に巣が存在する為、めっき仕様の場合、めっき皮膜にそのままピンホールとして残ります。
この巣への対応策として、溶射が印刷胴の皮膜として採用されています。
溶射皮膜の場合は、多少のサイズの巣であれば、施工中に埋めることができます。

KBK印刷胴溶射皮膜の特性一覧

印刷胴現地溶射補修

印刷機をご使用中に、印刷胴の間にスパナやボルトが入り、その表面に傷が発生するこがあります。倉敷ボーリング機工には、傷が発生した印刷胴をお客様工場内で補修する技術があります。
この補修方法は、印刷胴を装置から取り外す必要が無く、短期間で施工することができ、迅速な復旧が可能です。コスト的なメリットもあります。事例として、φ10~20の胴であれば、作業は数時間で完了します。

特徴

仕上げ精度
  • 1/100mm以下の精度に手仕上げにて、加工することが可能です
  • 補修後にテスト印刷を行っても、品質欠陥は確認されません
溶射仕様
  • 耐食性があり、加工性能の良い材料を採用しています
  • 補修部が腐食する問題が発生したことはありません
  • 溶射以外の表面処理でも溶射での修復が可能です

実績

施工実績:20年以上
施工本数:2000本以上

補修例

めっき品を溶射補修